iPhone（アイフォン）はパーツの流通が多く
故障した箇所のみ修理・交換ができますが、
Android（アンドロイド）の場合、機種によって
パーツの流通は様々！
珍しい機種となると「画面のみ」「バッテリーのみ」など
パーツ単体の販売がされていないものもあり、その場合は
基板移植（基板載せ替え）が必要になります。
今回のAndroid機種はパーツの流通なし！
なので基板移植をしてデータを取り出す作業になります。
お預かりしたのは
libero5G Ⅲ （リベロ5Gスリー）
ワイモバイルから発売されている端末になります。
こちらは地面に落としてしまった影響で
液晶が壊れてしまい、電源をつけても何も表示されず
操作もできない状態。
こちらの機種は画面のみのパーツ流通はゼロ。
お客様に持ち込んでいただいた同じ端末に
データが残ってる基板移植をしていきます。
修理前の画面状態
液晶漏れも起きていますね。
操作はできませんが、LINEの通知や着信等の
音は出ている状態なので中では起動していると思われます。
libero5GⅢを早速分解！
リベロ5GⅢは背面から開くタイプ！
ヒートマットで熱を加えながらゆっくり剥がしていきます。
一応ヒートガンでも大丈夫だと思いますが、
一度やった結果、熱の影響で背面の一部にシワができたので
ヒートマットのがおすすめ。
基板を救出
たくさんのネジを外し、コネクタを外し・・・
写真などの大切なデータが詰まっている基板を取り外していきます。
この基板、いや全てに関係ありますが
チップを1つでも飛ばしたり、傷をつけたりすると
何か機能が失われたり、起動しなかったりするので
細心の注意を払って基板を取り出します。（ドキドキ）
と、1台目は完了。
もう1台あるので同じ作業をしていきます。
基板移植完了！
2台分の分解と圧着の時間を含めて
所要時間は3時間ほど！
基板を載せ替えたのでデータはもちろんそ・の・ま・ま！
『LINEが消えてないか心配・・・』とのことでしたが
しっかりLINEも復活！
ほか機能のチェックをして、お客様に説明
問題がなければお返しになります。
以上、ワイモバイルから発売されているlibero5G Ⅲの
画面・液晶修理（基板移植）でした！！
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